| 似たもの同士 |
とうとう、この時がやってきた。 ハイランド王都、ルルノイエ。その城門前に結集した新同盟軍は、固唾を呑んでリーダーの言葉を待っている。 同盟軍をここまで導いた来たのは、まだ年端もいかない一人の少年。そしてこの先には、彼の親友であった少年が 待ち受けている。 「みんな、ここまでついて来てくれてありがとう。これが最後の戦いになると思う。最後まで戦い抜くと僕は決めたから、 よろしくお願いします」 リーダーの言葉を噛みしめる仲間たち。 辛い決断だったはずだ。義姉であるナナミをも失った今、彼の家族ともいえるものはまさに、その親友一人。 道を違えたとはいえかつての友と戦わなくてはならないこの時に、しかしリーダーは穏やかな表情を浮かべている。 「・・・・・・メンバーをお選び下さい」 静かに告げる軍師シュウの言葉に、リーダーはゆっくりと頷く。 そんな彼の横顔を、静かに見つめる少年がいた。 かつて解放軍と呼ばれた者たちを纏め上げていた少年。親友からソウルイーターを受け継ぎ、幾度の悲しい別れを 経験してきた彼こそ、テオ・マクドールの息子リュイ。 親友を失い、父と戦い、家族同然だった付き人を亡くしながら、彼は多くの仲間とともに戦った。 そして、レックナートの力で蘇った付き人グレミオと共にどこへとなく旅立ち、三年の間行方が知れなかった彼を見つ けたのは、誰であろう新同盟軍リーダーだった。 彼の言葉に打たれ、力を貸すと約束したリュイは、この最後の戦いにも同行していた。 呪われた紋章。その力でも役に立つと言うのなら。この一途な少年の為に振るおうと、そう決めたから。 「それじゃあ、メンバーを発表するね」 わざとらしく明るいリーダーの声。次々に仲間の名前が呼ばれ、リーダーの周りに集まっていく。 「・・・・・・最後の一人は、リュイさん。お願いできますか?」 その言葉に、リュイは目を丸くした。まさか自分が呼ばれるとは思っていなかったが、じっと見つめてくるリーダーの 目は真剣そのものだ。 「よお、リュイ。また一緒に行こうぜ」 親しげに言ってくるのはビクトール。以前、リュイと共に戦った仲間である。 「お前がいれば百人力だ」 その横にはフリック。彼もまた、解放軍からの付き合いだ。 「・・・好きにすれば?」 そっけなく言うのはルック。 「なんだよ、その言い方。リーダーの力はルックだって認めてるだろ?」 ルックの横でたしなめているのは竜騎士のフッチ。この二人も、解放軍時代からの知り合いである。 「・・・・・・あれ?このメンバーって」 首を傾げるリュイに、ビクトールがああ、と呟く。 「そういや、どこかでこんな面子で戦ったな。あれは・・・・・・」 「・・・・・・バルバロッサとの戦いのときでしょ。ビクトールも物忘れが激しくなったもんだね。もう年なんじゃない?」 「なにぃっ」 喧嘩を始める二人を尻目に、リュイはルックの言ったバルバロッサとの戦いを思い出していた。 「そうだ、あの時は・・・・・・」 黄金竜へと姿を変えたバルバロッサ。あの時リュイと共に戦ったのは、豪傑ビクトール、青い稲妻フリック、エルフの 弓使いキルキス、竜騎士フッチ、魔術師ルックの五人だった。 「え?そうなんですか?」 ルックの言葉を聞いて驚くリーダー。どうやら偶然の采配らしい。 「はは、人の上に立つものってのは、自然考え方も似てくるもんなんじゃないか?」 「そうなんですかぁ?なんか嬉しいなあ」 ビクトールの根拠のない言葉に無邪気に喜ぶリーダー。 「そうかもね」 苦笑しつつ同意するリュイに、ルックが冷たいとどめの一言を放った。 「・・・・・・単に、前から戦ってる人間の方が使いやすいからじゃないの」 「うっ・・・・・・」 -完- |
実話(^_^;) いや、なんとなく選んだらこういうメンバーになっちゃって・・・・・・。 ルックの言ったように、コンバートしたキャラの方が強いからついいつも使っちゃって・・・・・・っていうのもあるんです が、Wリーダー攻撃に腐れ縁攻撃、フッチは単独で攻撃&回復、ルックに攻撃&回復をやってもらってたんで。 パーティーメンバーを選んでから、「あ、IIから登場のキャラがリーダー以外いないや。てへっ」とか思ったのは 事実ですけどね。 |
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