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おいしそう?

「危ない!軍曹!!」

 ヒューゴの声も間に合わず、ジョー軍曹が炎に包まれる。

 敵モンスターの唱えた火の魔法。なんとか発動前に倒してしまいたかったのだが、間に合わなかった。

「ぐぉっ……」

 慌てて服や羽についた炎を振り払うジョー軍曹。火の勢いが弱かったおかげで、大したダメージは受けて

いない。

「なに、大丈夫だ……ん?」

 仲間たちの視線が、熱い。

「……お、おいしそう……」

 攻撃の手をとめてじっとジョー軍曹を見つめているのは、リリィ。指をくわえてみているところをみると、余程

魅力的だったのだろう。

「おいしそう?」

 首を傾げる軍曹に、ヒューゴが苦笑する。

「仕方ないよ。さっきの軍曹、まるで……」

 火にあぶられた鳥の丸焼きみたいだったから。



-完-

 ジョー軍曹は要所要所でカッコいい台詞を言ってくれる、まさに酸いも甘いも噛み分けた大人の風格

漂ってます!

 でも、火系の魔法を食らって燃えている様は、北京ダックみたいでちょっとおいしそう……。
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