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石板の謎

「トーマスさまぁ!」

 息せき切って執務室に飛び込んできたセシルに、トーマスはインクつぼをひっくり返しそうになった。

「な、なんだいセシル、そんなに慌てて……」

「大変です!お城のすぐそばに、いつのまにか変な場所が出来てるんですっ!」

「変な場所?」

「変な石板が置いてあって、私やトーマス様や、このお城にいるみんなの名前が彫ってあるんですよぉ」

「……それは、確かに変だね。誰かお城の人が作ったのかな?」

 首を捻るトーマス。しかし、それにしたって城の外に作る意味があるのだろうか?

「しかもですね、いつの間にか名前が増えるんですよ!お城にいない人の名前とかまで刻まれてるし、絶対

怪しいですよねっ!」

 力説するセシル。

「でもまあ、別に害があるわけじゃないんだろう?」

「でもでも!詳しい情報まで載ってるし、気味悪いじゃないですかぁ」

「そ、それは、ちょっとね……」




 その頃。

 遥か遠い魔術師の塔にて、

「……あら、説明をしていなかったかしら……。ルックがいないと不便ねえ」

 などと呟くレックナートがいたとかいなかったとか。


-完-


 だって、唐突に現れたんだもん(^_^;)

 どうせなら城内に作ってください、レックナート様。

 プライバシーもあったもんじゃないですよ、これじゃ(笑)
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